もう10年以上も前になる話ですが、ディズニーランドで感動の体験をしたエピソードを書いておきます。
ずいぶん前に体験したエピソードなので忘れかけていましたが、ちょっとしたきっかけで思い出したので記録に残しておこうと思います。
バイクでディズニーランドへ
その日は朝からバイクでディズニーランドに訪れました。
余談ですが、車だと渋滞するのですが、バイクだとそこまで渋滞に巻き込まれることもないのでディズニーランドに行く交通手段としてはおすすめです。
パークの駐輪場にバイクを止めて、時計回りにディズニーランドを楽しんでいました。
まずはワールドバザールを抜けてカリブの海賊、アドベンチャーランドからウエスタンランドへ行きビッグサンダーマウンテンのファストパスを取って・・・
あっという間にエレクトリカルパレードの時間に(割愛しました)。
花火も見たしお土産でも見て帰ろ・・・
あれ?
バイクの鍵は???
ぼくのバイクの鍵は6連のキーケースです。
自宅の鍵もバイクの鍵もついていて、バイクにはキーケースのまま差してエンジンをかけています。
もしや・・・
選択肢は二つです。
1.パーク内で落とした
2.バイクにキーを差しっぱなし
どちらにしても最悪な状況です。
例えば1の場合、10時間も歩き回ったパーク内から一つのキーケースを探し出せるかというと閉店まで時間もないのでほぼ不可能。
落とし物として届けてくれる人がもしかしたらいるかもしれない。
2の場合、ぼくのバイクはグラストラッカーという250CCのバイクで、ハンドルの真ん中にキーが差してあるのでささっていることが丸見えです。
そのままキーを回してセルスタートを押せばエンジンがかかって乗り去れます。
せめて1の方で落とし物として届いていてくれるのが一番だと思いました。
というよりこの事実に気づいた時にはもう半分あきらめていました。
なのでもう買い物して閉店までパークにいて、さぁ帰ろうという時に試しに駐輪場まで行きました。
遠目から、あれ、バイクある!
近づくにつれて確かにぼくのバイクは停まっています。
ただ、鍵はついていません。
となると1の選択肢か、ディズニーの落としものってどこに届くんだろう、というか今日は電車で帰らないとなーと思いながらバイクのそばまで行きました。
よく見ると、ハンドルにビニールが巻かれていて、その中に紙が入っています。
いたずらされたか!?
と思いながらもビニールをはがして中の紙を見てみると、
「お伝えしたいことがありますのでメインストリートハウスまでお越し下さい」
と書かれたメモが残されていました。
正確に言えば、メインストリートハウスと書かれていたのかは覚えていませんが、ディズニーランドの落とし物はそこに届くようなのでたぶんその場所が書かれていたはず。
メモに残された通りに窓口を訪ねてみると、
「お客様の鍵をお預かりしています」
なんと!・・・・・
ディズニーランドの駐車場のキャストが届けてくれたのか、バイクで遊びにきていた方が気を利かせて届けてくれたのか、無事バイクのキーは手元に戻りました。
バイクの鍵もなくして、自宅の鍵もなくして、どうしよう・・・
というところから一点、盗まれたものは何もありませんでした。
いや、しいて言うならぼくの心がディズニーランドに盗まれたくらいです。笑
数々の感動体験を語られるディズニーランドですが、まさか自分が体験するとは思ってもいませんでした。